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なぜ虹は7色なの?
答えは「7色は人間が決めたから」

青空にかかる虹と、それを見上げるとうふ博士

雨あがりの空にかかる、きれいな虹。「赤・だいだい・黄・緑・青・あい・むらさき」の7色だと習ったよね。でも、もし外国の友だちに聞いたら、「虹は6色だよ」と言われるかもしれないんだ。

とうふ博士

まじめに説明しよう。
虹の7色は、人間が決めた。

30秒でわかる こたえ
  1. 太陽の白い光は、いろんな色の光がまざったもの
  2. 雨つぶの中で、色ごとに曲がり方がちがうので、色が分かれて虹になる
  3. 本当の虹は、色の境目がない なめらかな帯。何色と数えるかは、人間が決めている

1白い光は、いろんな色の「まぜこぜ」

太陽の光は白っぽく見えるけれど、じつは赤から むらさきまで、いろんな色の光がまざったものなんだ。

ガラスでできた三角形の「プリズム」に太陽の光を通すと、光が曲がって、虹のような色の帯に分かれる。これを最初にくわしく調べたのが、イギリスの科学者ニュートンだよ。

白い光がプリズムを通ると虹の色に分かれる図
白い光をプリズムに通すと、色が分かれて出てくる

2空の「雨つぶ」がプリズムになる

雨あがりの空には、小さな水のつぶが たくさん うかんでいる。ひとつひとつの水のつぶが、小さなプリズムの役目をするんだ。

光は水のつぶに入るときに曲がり、つぶの おくで はね返って、出てくるときにまた曲がる。このとき、色によって曲がり方が少しずつちがうので、色がばらばらに分かれて出てくる。

水のつぶに白い光が入り、おくではね返り、色ごとに分かれて出てくる図
水のつぶの中で、光は曲がって、はね返って、色ごとに分かれる

3虹は、太陽を「背中」にすると見える

水のつぶで はね返った光が目に届くので、虹が見えるのは太陽と反対がわの空。だから、朝の虹は西の空に、夕方の虹は東の空に出るんだ。

虹の外がわが赤、内がわが むらさき になるのも、色ごとに はね返ってくる角度がちがうからだよ。

太陽を背にしたとうふ博士の前の雨のカーテンに虹が出ている図
太陽を背中にして、雨のほうを見ると虹が見える

4本当の虹には「色の境目」がない

ここからが、今日の いちばん大事なところ。虹をよーく見ると、赤と だいだいの間、黄と緑の間に、くっきりした線はない。赤から むらさきまで、色はなめらかに少しずつ変わっているんだ。

グラデーションの虹を虫めがねでのぞくと、色がなめらかに変わっている図
虫めがねで見ても、色の境目は見つからない

5何色と数えるかは、国や時代でちがう

境目がないので、「何色」と数えるかは、見る人が決めることになる。日本では7色と教わるけれど、6色や5色と数える国や地域もあるし、日本でも昔は5色と言われていたことがあるんだ。

7色・6色・5色に区切った色の帯がならんでいる図
同じ虹でも、区切り方しだいで7色にも5色にもなる

6「7色」と決めたのはニュートン

虹を7色に分けたのは、プリズムの実験をしたニュートンだと言われている。ニュートンは、音楽の「ドレミファソラシ」の7つの音に合わせて、色も7つに分けたという説が有名だよ。

つまり虹の7色は、自然が決めたのではなく、人間が「こう分けよう」と決めたものなんだ。

ドレミの7つの音と、虹の7色の柱がならんだ図
ドとレとミ…7つの音と、7つの色
おうちで実験

霧吹きで、自分だけの虹をつくろう

用意するもの

  • 霧吹き(水を入れたもの)
  • よく晴れた日の、太陽が低い時間(朝か夕方がおすすめ)

やりかた

  1. 外に出て、太陽を背中にして立つ。
  2. 自分のかげの少し前あたりに向けて、霧吹きで細かい霧をシュッシュッと吹く。
  3. 霧の中に、小さな虹が見えるかな? 見えたら、何色に見えるか数えてみよう。

おまけ:家族で、それぞれ「何色に見えたか」を言ってみよう。人によって答えがちがうかもしれないよ。

⚠️ 太陽を直接見てはいけません。人や車のいる方向、電気製品のある場所に向けて霧を吹かないでね。
親子で プチクイズ

Q1. 虹のいちばん外がわは何色?

こたえを見る

赤。いちばん内がわが むらさき だよ。

Q2. 夕方に虹が出るのは、東と西のどっちの空?

こたえを見る

東の空。夕方の太陽は西にあるので、その反対がわに虹が出るんだ。

Q3. 虹の外がわに、もう1本うすい虹が見えることがある。その虹の色の順番は?

こたえを見る

ふつうの虹と逆(外がわが むらさき、内がわが赤)。水のつぶの中で2回はね返ってできる「副虹(ふくにじ)」だよ。

動画でみる(約4分)
動画「なぜ虹は7色?」のサムネイル

とうふ博士が 動画で くわしく説明するよ(実験とクイズつき)

おうちの方へ:もう少し本格的な解説

光は、水やガラスに出入りするときに進む向きが変わります(屈折)。屈折の大きさは光の波長(色)によってわずかに異なり、波長の短い紫は大きく、波長の長い赤は小さく曲がります。この性質を分散と呼び、プリズムや雨粒で色が分かれる理由です。

雨粒の中で1回反射して出てくる光は、太陽と反対の点(観測者の影の頭の方向)から約40〜42度の方向に集中します。赤は約42度、紫は約40度なので、虹は外側が赤、内側が紫の円弧になります。2回反射した光は約51度付近に暗めの「副虹」をつくり、色の順番が逆になります。

虹のスペクトルは連続しているため、何色と数えるかは言語や文化によって異なります。ニュートンが7色としたのは、音階との対応を意識したためとされています(諸説あります)。

声かけのヒント:「何色に見えた?」と聞いて、答えが人によってちがうことを楽しむと、「自然のものに人間が名前をつけている」という視点が育ちます。

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光の実験は、道具が少なくても楽しめるのが魅力です。プリズムが1つあると、晴れた日の窓辺がそのまま実験室になります。

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選ぶポイント:角が丸く加工されたアクリル製なら、小さな子どもでも安心。

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選ぶポイント:電灯や太陽の光を見くらべられる、メガネ型やカード型が手軽。

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とうふ博士

以上、とうふ博士でした。くずれないうちに帰ります。

つぎに読むなら

参考:キヤノン サイエンスラボ・キッズ、神奈川県立総合教育センター 資料